滑川市多文化共生ワークショップ(滑川東地区)を開催しました!
異なる国籍や文化背景を持つ方々が増えている中、お互いを理解し尊重し合い、誰もが住みよいまちづくりを目指すため、地区単位で地域住民や各種関係団体から参加者を募り、ワークショップを開催しました。
今回は「滑川東地区」を舞台に、地域が抱える課題や問題点を参加者同士で話し合い、解決に向けての取組みや方向性などを具体的に考え、グループ発表を行いました。
今回のワークショップでいただきましたご意見を踏まえ、今後の本市の多文化共生を推進していきます。
開催概要
【第1回】令和7年10月11日 土曜日 午後2時から午後4時
【第2回】令和7年10月25日 土曜日 午後2時から午後4時
【開催場所】滑川東地区公民館(滑川市吾妻町426番地)
ファシリテーター
中村 則明 氏
(CLAIR多文化共生マネージャー、災害時外国人支援情報コーディネーター)
宮田 妙子 氏
(NPO法人 富山国際学院 理事長、NGOダイバーシティとやま 代表、
CLAIR多文化共生マネージャー)
参加者数
【第1回】 23名
(国籍別内訳 : 日本 13名、ベトナム 8名、イギリス 1名、中国 1名)
【第2回】 20名
(国籍別内訳 : 日本 12名、ベトナム 5名、イギリス 1名、中国 1名、
南アフリカ共和国 1名)
内 容
第1回(令和7年10月11日開催)
☆ 4〜5人のグループをつくり、「自分やまわりにいる人が困っていること」や
「みんなが考える暮らしやすいまち」について、参加者同士で意見を出し合い、
グループごとに発表しました。
◇ 参加者からの意見(一部紹介) ◇
【困っていること】
<日本人の意見>
・ 英会話の聞き取りができない、英語の勉強が難しい
・ 近所の人との接点が少ない
・ 地域のお世話をする人がいない
・ ゴミの分別ルールが市町村によって異なる
・ 外国人との意思疎通が難しい など
<外国人の意見>
・ 日本語が上手く話せない
・ 日本人の友だちがいない
・ ゴミの分別が難しい
・ 母国の料理を作る材料が売っていない
・ 物価が高い
・ 仕事以外で人に出会う機会が少ない
・ 日本語の学習時間がとれない、勉強できる場所がない
・ 文化と習慣の違い
・ 日本人とのコミュニケーション など
【みんなが考える暮らしやすいまち】
・ スーパーなど身近なところで買物ができる
・ 人がやさしい、優しく声をかけてくれる
・ 知らない人でも目が合ったらペコリと会釈する「全市民知り合い」なまち
・ 地域と住民のつながりが強いまち
・ 災害がない
・ 外国人に優(易)しいまち
・ 多言語情報の情報発信
・ 近所が仲良く暮らせるまち、困ったときに助け合う
・ みんな笑顔でコミュニケーション
・ 人を尊重し、偏見がないまち など
↑ オープニング
↑ アイスブレイク(自己紹介)の様子
↑ グループ内での意見の出し合いの様子
↑ グループ発表の様子
第2回(令和7年10月25日開催)
☆ 第1回で出てきた課題や問題について、グループごとにテーマとして1つ選んで、
そのテーマを解決するための具体的な事業を考え、グループごとに発表しました。
☆ 各グループの発表内容(概要)
【Aグループ】
事業名 : ともだち つくらんまいけ!/ LET'S MAKE FRIENDS!
テーマ : 日本人と外国人との交流のきっかけづくり
内 容 : 外国人料理教室、フリートークの開催
(外国の料理を作る・食べる、テーマを決めて自由に話す。)
効 果 : 日本人と外国人の交流の機会・場を作ることができる。
【Bグループ】
事業名 : 滑川日本語学校を作ろう!
テーマ : 日本語が難しいが、いろんな日本人と話をしたい!
内 容 : 週3日、19:00〜21:00に日本語学校を開催
(文法、漢字、対話など。N2に合格したら卒業)
効 果 : 日本語が上手になる。
日本人とコミュニケーションがとりやすくなる。
友だちが増える。
【Cグループ】
事業名 : 外国人&日本人 50-50交流事業
テーマ : 日本語・外国語を勉強する時間・場所がない!
内 容 : 体験や交流を通じて、お互いの国の言葉を学ぶ。
(自分の趣味・好きなことを話し合う、一緒にゲームや料理、工作など
に取り組んで、コミュニケーションを図る。)
効 果 : お互いの国の言葉や文化が理解でき、コミュニケーションが容易になる!
【Dグループ】
事業名 : みんなで Giao Lu'u(ザーウ ルー : 交流)
テーマ : 人が集まる場所、交流する・つながる場所が少ない。
内 容 : 四季のイベントを日本・ベトナムの各々のスタイルで体験する。
(正月、ひなまつり、お花見など)
効 果 : 近所の人と仲良く・助け合えるまちになる!
【Eグループ】
事業名 : みんなでチャレンジフェスティバル
テーマ : コミュニケーションをとる場所や機会が少ない。
内 容 : 月1回、レクリエーションを行う。
(共同作業(農業・料理・スポーツ)、旅行、カフェ、おしゃべりなど、
毎回やることをかえる。)
効 果 : 自然にコミュニケーションをとることで仲良くなれる。
※ 各グループが考えた事業には、実際に実施する場合に必要な予算や予算の獲得方法
なども含まれています。
↑ アイスブレイク(人間知恵の輪)の様子
↑ 事業の検討(下書き)の様子
↑ 発表用の用紙に清書
↑ グループ発表の様子
この記事に関するお問い合わせ先
企画政策課
〒936-8601
富山県滑川市寺家町104番地
電話番号:076-475-2119
ファクス:076-475-6299
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更新日:2025年11月14日