滑川市多文化共生ワークショップ(滑川東地区)を開催しました!

更新日:2025年11月14日

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   異なる国籍や文化背景を持つ方々が増えている中、お互いを理解し尊重し合い、誰もが住みよいまちづくりを目指すため、地区単位で地域住民や各種関係団体から参加者を募り、ワークショップを開催しました。
   今回は「滑川東地区」を舞台に、地域が抱える課題や問題点を参加者同士で話し合い、解決に向けての取組みや方向性などを具体的に考え、グループ発表を行いました。

   今回のワークショップでいただきましたご意見を踏まえ、今後の本市の多文化共生を推進していきます。

開催概要

【第1回】令和7年10月11日 土曜日   午後2時から午後4時
【第2回】令和7年10月25日 土曜日   午後2時から午後4時
【開催場所】滑川東地区公民館(滑川市吾妻町426番地)

ファシリテーター

中村   則明  氏
(CLAIR多文化共生マネージャー、災害時外国人支援情報コーディネーター)

宮田  妙子  氏
(NPO法人 富山国際学院 理事長、NGOダイバーシティとやま 代表、
    CLAIR多文化共生マネージャー)

参加者数

【第1回】   23名
    (国籍別内訳 : 日本  13名、ベトナム  8名、イギリス  1名、中国  1名)
【第2回】   20名
    (国籍別内訳 : 日本  12名、ベトナム  5名、イギリス  1名、中国  1名、
                                  南アフリカ共和国  1名)

内 容

第1回(令和7年10月11日開催)

☆   4〜5人のグループをつくり、「自分やまわりにいる人が困っていること」や
   「みんなが考える暮らしやすいまち」について、参加者同士で意見を出し合い、
   グループごとに発表しました。

◇   参加者からの意見(一部紹介)   ◇
【困っていること】
<日本人の意見>
・  英会話の聞き取りができない、英語の勉強が難しい
・  近所の人との接点が少ない
・  地域のお世話をする人がいない
・  ゴミの分別ルールが市町村によって異なる
・  外国人との意思疎通が難しい                                など

<外国人の意見>
・  日本語が上手く話せない
・  日本人の友だちがいない
・  ゴミの分別が難しい
・  母国の料理を作る材料が売っていない
・  物価が高い
・  仕事以外で人に出会う機会が少ない
・  日本語の学習時間がとれない、勉強できる場所がない
・  文化と習慣の違い
・  日本人とのコミュニケーション                                                  など

【みんなが考える暮らしやすいまち】
・ スーパーなど身近なところで買物ができる
・ 人がやさしい、優しく声をかけてくれる
・ 知らない人でも目が合ったらペコリと会釈する「全市民知り合い」なまち
・ 地域と住民のつながりが強いまち
・ 災害がない
・ 外国人に優(易)しいまち
・ 多言語情報の情報発信
・ 近所が仲良く暮らせるまち、困ったときに助け合う
・ みんな笑顔でコミュニケーション
・ 人を尊重し、偏見がないまち                                               など

↑  オープニング

↑  アイスブレイク(自己紹介)の様子

↑  グループ内での意見の出し合いの様子

↑  グループ発表の様子

第2回(令和7年10月25日開催)

☆   第1回で出てきた課題や問題について、グループごとにテーマとして1つ選んで、
   そのテーマを解決するための具体的な事業を考え、グループごとに発表しました。

☆   各グループの発表内容(概要)
   【Aグループ】
      事業名 : ともだち   つくらんまいけ!/ LET'S MAKE FRIENDS!
      テーマ : 日本人と外国人との交流のきっかけづくり
      内    容 : 外国人料理教室、フリートークの開催
                       (外国の料理を作る・食べる、テーマを決めて自由に話す。)
      効    果 : 日本人と外国人の交流の機会・場を作ることができる。

   【Bグループ】
      事業名 : 滑川日本語学校を作ろう!
      テーマ : 日本語が難しいが、いろんな日本人と話をしたい!
       内    容 : 週3日、19:00〜21:00に日本語学校を開催
                       (文法、漢字、対話など。N2に合格したら卒業)
       効    果 : 日本語が上手になる。
                       日本人とコミュニケーションがとりやすくなる。
                       友だちが増える。

   【Cグループ】
      事業名 : 外国人&日本人   50-50交流事業
      テーマ : 日本語・外国語を勉強する時間・場所がない!
      内     容 : 体験や交流を通じて、お互いの国の言葉を学ぶ。
                        (自分の趣味・好きなことを話し合う、一緒にゲームや料理、工作など
                        に取り組んで、コミュニケーションを図る。)
     効     果 : お互いの国の言葉や文化が理解でき、コミュニケーションが容易になる!

   【Dグループ】
      事業名 : みんなで  Giao Lu'u(ザーウ  ルー : 交流)
      テーマ : 人が集まる場所、交流する・つながる場所が少ない。
      内    容 : 四季のイベントを日本・ベトナムの各々のスタイルで体験する。
                      (正月、ひなまつり、お花見など)
      効    果 : 近所の人と仲良く・助け合えるまちになる!

   【Eグループ】
      事業名 : みんなでチャレンジフェスティバル
      テーマ : コミュニケーションをとる場所や機会が少ない。                 
       内   容 :  月1回、レクリエーションを行う。
                       (共同作業(農業・料理・スポーツ)、旅行、カフェ、おしゃべりなど、
                       毎回やることをかえる。)
      効    果 : 自然にコミュニケーションをとることで仲良くなれる。

※   各グループが考えた事業には、実際に実施する場合に必要な予算や予算の獲得方法
    なども含まれています。

 

↑  アイスブレイク(人間知恵の輪)の様子

↑  事業の検討(下書き)の様子

↑  発表用の用紙に清書

↑ グループ発表の様子

この記事に関するお問い合わせ先

企画政策課

〒936-8601
富山県滑川市寺家町104番地
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