滑川市指定文化財(天然記念物)
天然記念物
門松
門松
高塚地内の旧北陸街道沿い海側にあるクロマツが門松で、江戸時代に植えられた往還松である。慶長6年(1601)、加賀藩が街道へ松を植えるように指示を出したことに始まるとされる。街道沿いには1町(約109m)ごとに路程の目安となる大きな松が植えられ、この門松もその一つといわれている。
かつては道の反対側にアカマツがあり、2本で門の形をなしていたことが名前の由来で、夫婦松(女男松)とも呼ばれていた。
所在地
滑川市高塚仲埜割1033-1
所有者・管理者等
富山県
ひいらぎの古木
ひいらぎの古木
ヒイラギは雌雄異株の常緑の小高木で、通常は高さ4m 前後である。しかし、このヒイラギは10m 以上もあり、遠目にはヒイラギに見えないほど立派で樹齢は300 年以上と推定されている。
ヒイラギは歯の縁にある鋭いトゲ状の歯牙で邪気をはらうとされ、古くから魔よけとして庭木に使われてきた。老樹になると葉のトゲは次第に少なくなり、葉の縁が丸くなる。
樹高約11m 幹周約3.8m
所在地
滑川市柳原
所有者・管理者等
個人
銀杏の古木
黄金色に染まる銀杏の古木(平成元年頃)
西光寺(下大浦)にあるイチョウの大木で、樹齢200 年以上と推定されている。
イチョウには雄株と雌株があり、このイチョウは雄株であるため実はならないが、秋には扇形の葉が美しい黄金色となり、見事な景観を見せている。
西光寺の本堂は市内最古の寺社建築といわれており、経堂は滑川の堂宮大工・岩城庄之丈による建築である。経堂内部には小鹿野村(滑川市開)出身の日本画家・石若大明が天井画として描いた作品が残っている。
樹高約34m 幹周5.0m
所在地
滑川市下大浦2949
所有者・管理者等
西光寺
立山杉の古木
叢生する3 本の立山杉の古木
中野の神明社境内にある「立山杉の古木」は樹齢2~300 年と推定されている。
地上5m のところで一本の巨大な幹がまっすぐに伸び、主幹とともに屹立していたが、平成16 年9 月の台風18 号により折れてしまった。
樹高約30m 幹周3.1m
所在地
滑川市中野317
所有者・管理者等
中野町内会
ギンモクセイ
ギンモクセイ
ギンモクセイは中国原産、雌雄異株の常緑の小高木で、通常は高さ4m 前後だが、17 代続く岩城家の屋敷林にあるこの木は、それをはるかに超えて成長を続け、樹勢も旺盛である。ギンモクセイは10 月頃に白い花を咲かせるため、庭一面が落花で真っ白に覆われる年もあり、その光景は雪と見間違うほどである。
岩城家は江戸時代に野尻村の肝煎を務めた家であり、その住宅主屋は東福寺野自然公園内に移築されている。
樹高12m 目通り2.6m
所在地
滑川市野尻68
所有者・管理者等
岩城和夫
エドヒガンザクラの古木(中野)
エドヒガンザクラの古木(中野)
中野地区、室山野台地南方の斜面に生育している。エドヒガンは長寿の桜であり、「千年桜」とも呼ばれる。この木の推定樹齢も100年を超えるとみられる。
幹周は355cmで滑川市では最大のエドヒガンであり、富山県内のサクラの単木としては、7番目の大きさに位置付けられる。
かつてこの地に寺があり、その敷地内に立っていたと伝えられる。
樹高:23m 枝張り:斜面の上下方向に22.5m 斜面と水平方向に19.5m
所在地
滑川市中野寺屋敷915
所有者・管理者等
湯沢清則
エドヒガンザクラの古木(追分)
エドヒガンザクラの古木(追分)
旧早月加積小学校跡(現在の早月加積認定こども園横のグラウンド)敷地内に生育し、地元住民に親しまれている。幹周は320cm、樹高14m、枝張り17m。樹齢は100年ほどと見られる。市内でエドヒガンが確認されているのは、ここと中野地区のみであり、希少性が高い。
所在地
滑川市追分3801
所有者・管理者等
滑川市
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更新日:2023年04月01日