国登録有形文化財(建造物その一)

更新日:2022年01月17日

建造物

城戸家住宅主屋

城戸家住宅主屋

城戸家住宅主屋

 城戸家は19世紀前半に瀬羽町へ移り住み、味噌・醤油の製造小売り、金物類の小売りや貸鍋などを生業としていた家で、出身地にちなみ神田()屋(じんでんや)という屋号を使用していた。
 慶応2年(1866)の大火によって城戸家は焼失したため、この建物は明治初年頃に再建されたものである。造りは木造2階建、屋根は切妻、桟瓦葺で、全体に良質の材や銘木を使用している。1階前面に板敷で作りつけの帳場を持つなど当時のミセ構えを良く残しており、広間の上には採光のための小さな櫓が設けられている。

所在地
滑川市瀬羽町1862

所有者・管理者等
城戸拓一

廣野家住宅主屋

中川沿いに立つ廣野家住宅

中川沿いに立つ廣野家住宅

 廣野家住宅は旧北陸街道に直交する中川沿いの角地、橋場近くにある。大正3年(1914)に深井省吾という株屋が滑川の堂宮大工・岩城庄之丈に建築を依頼したもので、昭和初年頃に廣野家が取得した。
 木造2階建、入母屋造、妻入り、町家風の繊細な出格子を持つが、間取りは自由な数寄屋風の書院造で凝った造りになっている。屋根裏には寺社建築に用いられる技法が見られ、特徴的な外観になっている。

所在地
滑川市寺家町254

所有者・管理者等
廣野和子

廣野医院

住宅に隣接して建つ廣野医院

住宅に隣接して建つ廣野医院

 廣野家住宅の北面に隣接し、通側を正面とした木造2階建ての洋風建築である。昭和7年に建てられたもので、寄棟造、桟瓦葺、正面外壁はクリーム色モルタル仕上げで、その他は下見板張りである。正面の妻飾に洋風の繊細な彫物や鬼板を用い、昭和初期の様式をよくあらわしている建物である。
 廣野医院は平成10年まで開業していた。

所在地
滑川市寺家町254

所有者・管理者等
廣野和子

小沢家住宅店蔵

小沢家住宅店蔵

小沢家住宅店蔵

 この建物は明治時代後期に建てられたもので、総2階建、屋根は切妻・桟瓦葺、黒漆喰で塗られた壁に観音開扉を持つ重厚な土蔵造りで、棟の剣形雪割瓦、正面の起(むく)り屋根の下屋といった地方色も見られる。
 小沢家は荒町で呉服商を営んだ家である。

所在地
滑川市荒町1618

所有者・管理者等
小沢政商

旧宮崎酒造(店舗兼住宅、酒蔵、麹蔵、衣装蔵)

旧宮崎酒造 店舗兼住宅

旧宮崎酒造 店舗兼住宅

 旧北陸街道に面して建ち、大規模商家の構えを色濃く残している。もともとは売薬で財をなして酒造業を営んだ小泉屋の建物で、江戸時代後期からは養照寺と交代で本陣も務めている。宮崎家は明治前期に小泉屋から土地と建物を購入して、高月から移り住み酒造業を営んだ。
 戦後に改編された外観を往時の姿へ復原し、平成22 年、店舗兼住宅・酒蔵・麹蔵・衣装蔵の4 棟が登録有形文化財に登録された。

所在地
滑川市瀬羽町1860

所有者・管理者等
金山彰夫

田中小学校旧本館

田中小学校旧本館

田中小学校旧本館

 田中小学校は、田中村(現、滑川市田中町)の西光寺を仮校舎として明治6年(1873)に開校された滑川小学校を始まりとする。昭和11年(1936)4月に現存の旧校舎が落成し、5月30日に落成式が行われた。往時の旧校舎は、本館、南館、北館からなるコの字型の配置で、普通教室21室、特別教室11室の他、貴賓室、来賓室兼会議室、校長室などの特別室11室を備えていた。平成元年(1989)までに雨天体操場、講堂、北館の一部が解体され、平成25年(2013)2月に南館の全てと南北両端の一部が解体されて現在の状態となった。昭和62年(1987)に富山県建築百選に選ばれた。
 木造、二階建て、切妻造、桟瓦葺、桁行約60m、梁行約10m、正面(北面)中央に入母屋造・妻入りの玄関を突出させる。下見板張りの外壁と瓦屋根は昭和初期の学校建築の典型的な姿。天井、手摺などにルネサンス、アールデコなどの意匠が凝らされている。

所在地
滑川市加島町230-1

所有者・管理者等
滑川市

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生涯学習課

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富山県滑川市寺家町104番地
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