国指定文化財

更新日:2018年04月01日

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国指定文化財

特別天然記念物

ホタルイカ群遊海面

船の上から青く発光しているホタルイカが入った網を引き揚げている漁師たちの写真

ホタルイカ海上観光

 ホタルイカが産卵のためにやって来る富山市水橋から魚津にかけての海面は、昭和27 年に国の特別天然記念物に指定された。この中心が滑川であり、青く発光する神秘的な様子が蛍に似ていることから命名された話は有名である。
 ホタルイカを観光資源として着目した旧滑川町は、明治時代後期から観光事業を開始した。屋形船での遊覧や桟橋からの陸上観光などを経て、昭和62 年から現行の海上観光になり、毎年4 月前半からゴールデンウィークまでの早朝、全国から訪れる観光客で活況を呈している。

所在地
常願寺川河口右岸より魚津市(魚津港近く)までの海岸で、大潮の満潮時の波打ち際から沖合約1.3キロメートル以内の海面

所有者・管理者等
富山県

無形民俗文化財

滑川のネブタ流し

人形(ひとがた)を飾り付け点火された筏2枚が海上に浮かんでいる滑川のネブタ流しの様子の写真

滑川のネブタ流し

 毎年7 月31 日に中川原海岸(和田の浜)で行われている民俗行事。大たいまつにキュウリ・ナスなどで作った人形(ひとがた)を飾り付け、これを筏の上に乗せて海に運び入れて点火する。労働の妨げとなる眠気を流して収穫の秋に備えることが目的とされており、滑川のネブタ流しの特色は火と水とで祓が行われていることにある。また、ネブタ流しが行われる7 月31 日は、旧暦6 月30 日にあたり、この日に行われる夏越(なごし)の祓(はら)えの影響を受けている。
 滑川のネブタ流しは、この種の行事としては日本海側南限で地域的な特色を持つことから、平成11 年に国指定重要無形文化財に指定された。

所在地
中川原海岸 (和田の浜)

所有者・管理者等
中川原・常盤町1~3区

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