ペットを飼う前に

更新日:2018年02月08日

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ペットを飼うということはその命に最後まで責任を持つということです。しかし、かわいいからと安易な動機や思いつきで飼い始めた結果、後々負担となって飼えなくなってしまう。そんなケースが依然として起こっています。

−ペットを飼えなくなったケース−

  • 引っ越しで飼えなくなった。(引越し先がペット禁止だった。)
  • 進学、就職、結婚、出産などライフスタイルが変化し、世話をする余裕がなくなった。
  • 子供にアレルギー症状がでた。
  • 飼い主が病気になった。
  • 飼い主が死亡した。
  • 病気や高齢になったペットの介護が重い負担になった。
  • 近隣から苦情がきた。

動物はものではありません。命あるものを預かる最低限の責任として、最後まで世話することができるかどうか、飼う前によく考えましょう。

−ペットを飼う前に考えてほしいこと−

1.あなたの住まいはペットを飼える住居ですか?引越しや転勤をする予定はありませんか?

ペット禁止の集合住宅であったり、転勤が多いという場合、ペットを飼うことは困難です。ペットを飼うことができる環境かどうか十分検討しましょう。

2.あなたの飼いたいペットの習性を十分理解していますか?

特に犬や猫は、品種によっても必要な世話が大きく異なっています。場合によっては高額な費用につながる場合もあるので、ペットの習性や正しい飼い方、しつけの仕方については事前に十分に調べておきましょう。

3.あなたの家族は動物を飼うことに賛成していますか?

普段ペットの世話をしている人に長期間の外出や突然の病気、アクシデントがあった際には、家族の協力が必要になります。事前に家族全員によく相談をして、飼うことへの理解と協力を得ましょう。
また、ペットを飼い始めたら、家族にアレルギー症状がでたというケースがありますので、医師に相談するなど、慎重に判断をしましょう。

4.毎日欠かさず世話に時間と手間をかけられますか?

毎日の食事、排泄物の始末、清掃、運動、散歩、遊び、しつけ、健康管理 etc・・・
ペットはこれらのことをすべて飼い主に依存しています。これらをこなすには多くの時間と体力が必要です。

5.あなたの体力で世話できるペットですか?

動物によっては飼い始めた時は小さくても、成長するにつれて体が大きくなり力も強くなります。将来自分の体力が今より衰えることも考えて、飼う動物の種類や大きさを考えましょう。

6.近隣に迷惑をかけないように配慮できますか?

ペットの鳴き声や臭い糞尿の放置などは、多くの地域で近隣トラブルの元となっています。近隣に迷惑をかけないよう、十分な配慮が必要となります。

7.ペットの一生に係る費用を考えてみましたか?

ペットを飼うときは、購入代金だけでなく、毎日の餌代、ペット用品、不妊去勢手術費、光熱費などの設備費、健康管理費等様々な費用がかかります。ペットの種類によっては、許可や登録、各種ワクチン接種などの責務がともないその費用もかかります。
飼いたいペットを飼うために必要な経費を事前に調べて、現在の収入で十分飼えるかどうかしっかり考えましょう。

8.生涯にわたる計画をたててみましたか?

ペットは種類によっては数十年、中には人間より長生きするものもいます。犬や猫でも十年以上は生きます。そして、人間と同じように病気になることもあれば、介護が必要になることもあります。
就職、進学、転居、結婚、出産など、人生の様々な転機が訪れた時も、ペットを飼い続けることができるかどうか、十分に考えましょう。明らかに飼えなくなることが分かっていて飼い始めることは無責任です。

9.万一、飼えなくなったときのことは考えていますか?

突然の入院や、最悪亡くなってしまうなど、万一の時、代わりに世話をしてくれる人はいますか?ペットはあなたの家族です。万一が起こった時その命をどうやって守ってあげるのか考えることも、飼い主としての重要な責任です。

どうしても飼えなくなったら・・・

どうしても自分で飼うことができなくなり、代わりに世話をしてくれる人も見つからないという時は、中部厚生センター(電話:076−472−1234)までご相談ください。ペットの種類や飼えなくなった理由などを確認の上、適正であると判断された場合に限り引き取りを行います。

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境課

〒936-8601 
富山県滑川市寺家町104番地
電話番号:076-475-1374(内線:331、332(生活安全係)、334、335(環境整備係))
ファクス:076-475-6299

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