ホタルイカと海洋深層水

更新日:2019年02月07日

ホタルイカ

泡を背景に泳ぐホタルイカの写真

ホタルイカとは?

 ホタルイカとは、深海200メートルから600メートルにすむ、胴長7センチメートル、重さ10グラムほどのイカです。「コイカ」や「マツイカ」とも呼ばれています。

 ホタルイカは回遊性の一年魚で、富山湾には産卵の時期である3月から5月にかけて集団でやってきます。全国に分布しているホタルイカですが、これほど大量に押し寄せるのは、日本だけでなく、世界的にも珍しく、この海域を「ホタルイカ群遊海面」と呼び、国の特別天然記念物にも指定されています。

 体には約1,000個ものごく小さな発光器をもち、それが青白く発光します。神秘の光と呼ばれるホタルイカの光ですが、敵を威嚇したり、自分の影を消して敵から身を守ったり、仲間を見分けたり、と様々な場面で発光していると言われています。

 この光がホタルに似ていることから、「ホタルイカ」の名がつけられています。

発光するホタルイカの写真

滑川のホタルイカ漁

 富山県のホタルイカ漁は、春に産卵のために深海から海面近くにあがってきた、メスのホタルイカを誘導して獲る「定置網」を使って漁を行っています。底引き網で一度に多くの群れをとってしまう漁とは違い、「資源にやさしい漁業」、「自然と上手に共生した漁業」と呼ばれています。

 滑川では、漁港から約3キロメートルまでの沿岸で、全11カ統の定置網で漁を行っています。その定置網には、昔から続けてきた「わら網」を使用しており、漁が終わると、わら網を切り落とすことで、藻場を作り出し、良き漁礁となる効果があると言われています。

 また、漁港まで運ぶ際には、海洋深層水を使っており、活きが良く鮮度を保った状態でホタルイカを競りにかけています。

 このことから、滑川の漁法は、環境に優しく、鮮度を保ったまま運ぶ、より良い方法と言えます。

定置網を使ったホタルイカ漁の写真
漁港に水揚げされたホタルイカの写真
漁港に水揚げされたホタルイカの写真

海洋深層水

海洋深層水取水施設のイラスト

 滑川には、全国でも数少ない海洋深層水の取水施設があり、皆様に海洋深層水をご提供しています。

 富山湾は、日本海側で唯一、湾の入口が大きくひらいた特殊な地形をしています。そのため、未知の可能性を秘めた海洋深層水を取水することができます。

 海洋深層水とは、水深200メートル以上の海底にある海水のことを指します。太陽の光が届かないので水温は年間を通じて低く安定しており、無機栄養塩類が蓄積しているため比重が重く、表層の海水と混ざることもありません。そのため、人に必要なマグネシウム、カルシウム、カリウムなどの豊富なミネラルを含んでいます。

 滑川では、他の地域ではなかなか取水することができない海洋深層水を身近なものとして手に入れることができます。

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