平成20年度

柳木昭信氏（富山市出身）は、白川義員に師事して世界の自然をライフワークとして撮影しており、平成2年には当博物館で「無限大陸柳木昭信写真展」を開催しています。今回の展覧会は世界の自然や立山・北アルプスの写真も取り上げ、残したい地球の自然から地球との共生を考える内容でした。

書家で文化功労者の故・大平山濤氏の作品41点が滑川市へ寄贈されたことにちなんで開催された展覧会です。大平山濤氏は滑川市においては、主宰する抱山社をはじめ創玄書道会、毎日書道会などを通じて多くの書家を輩出されました。本展は、市制55周年を記念して氏の作品を広く市民の方々に鑑賞していただきました。

独自の美人画を描き今も多くの人々の心を捉えて離さない竹久夢二。大正時代一世を風靡した夢二様式といわれる美人画は、生涯唯一の結婚相手であった他万喜（たまき）をモデルにして着想されたといわれています。本展では、北陸にある作品と数々の資料で、夢二の画業と他万喜の足跡をたどりました。