平成24年度

「旺」は、正しくは日偏に玉

会期 平成25年3月2日(土曜日)～3月31日(日曜日)

会場 企画展示室

図録あり

滑川市小林の写真家・故高橋明旺さんがアメリカ西部で撮影した作品を展示し、在りし日を偲びました。作品から伝わるリアリティーを超えた普遍の美を切り取る感性や、人物の心のひだを掴んだ暖かさを来場者の方々に感じ取っていただきました。

当館が収集家の方から譲り受けた全国各地の小絵馬コレクション870点の中から270点を紹介した展覧会です。人々にとって、神仏へ願いを伝えるための身近な手段でもある小絵馬を通じて、現代にも息づく祈りと願いの世界を感じ取っていただきました。

中野島在住の石川倖子さんは、40歳を過ぎてから花を題材に絵を描き始め、2003年に光風会展に初入選します。そして、07年頃に出会った藤森兼明氏（日本芸術会員）のアドバイスを受けたことで、主な題材が人物に変わっていきます。その後、10年に日展初入選、12年にも再入選を果たすなど、果敢に絵にチャレンジし続ける石川さんの成果を問う初個展でした。市内外の多くの方々に足をお運びいただきました。

会期 平成24年11月9日(金曜日)～12月16日(日曜日)

会場 第2常設展示室

図録あり

江戸時代後期から明治時代初期に、東福寺地内で壺・甕・鉢などのやきものが焼かれていました。地元で永く伝えられてきた製品や窯跡からの採集品、越中瀬戸焼など関連するやきものを展示し、郷土で生まれ、人々の生活を支えながらもあまり知られていない東福寺焼をご紹介しました。

滑川市域で発生した過去から現在までの地震・火災・浪害・水害・風雪害といったさまざまな災害について、古文書・新聞・写真をはじめとした資料からご紹介しました。

売薬商がお土産として配った売薬版画を、初期の作品から明治の中央画壇で活躍した尾竹兄弟や滑川の版元靜風軒が製作したものまで51点をご紹介しました。

近年新たに博物館に収蔵された作品から、郷土の多様な歴史・民俗・美術の一面をご紹介しました。